ユニマット、高橋洋二について調べてみた

「ユニマット」という名前はオフィスコーヒー事業で知っている方も多いかと思います。とても有名な企業なので、名前だけでも知っているという人はたくさんいるでしょう。

高橋洋二氏が代表を務めるユニマットグループは、様々な事業展開を行っている大きな企業です。以下では、ユニマットの企業概要や代表の高橋洋二氏について、それからグループ企業が行っている事業などについて紹介します。

ユニマットの企業情報

ユニマットグループとは「ゆとりとやすらぎを提供する総合サービス集団」です。グループの本拠地は青山にあり、グループ企業の本社および拠点（一部は別の場所にあります）が集結しています。

ユニマットグループは自社の事業領域を限定していません。未開拓の市場に可能性を見いだすことができれば、開拓した市場にニーズを生み出していきます。そうして人々のライフスタイルやあらゆるシーンに寄り添い、その場その場に「ゆとりとやすらぎ」を提供する企業なのです。

ユニマットグループの代表である高橋洋二氏は、1943年3月6日生まれ。現在は80歳になります。

中央商業高等学校（現：中央学院大学中央高等学校）を卒業後、アルバイトで得た資金と親の援助を元にして25歳で独立。当時は婦人服の輸入業をしていたようです。

29歳頃に立ち上げた「ユニマットレディス」は全国に約300店舗を展開し、その後も飲食業や不動産業など事業を多角化させていきました。
高橋洋二氏Wantedly
[画像:https://www.unimat.co.jp/message/]

ユニマットの公式サイトに掲載されている社長メッセージには「虹を見たければ、雨を楽しもう。」という高橋洋二氏の言葉が記されています。

これは、女優（兼シンガー）のドリー・パートンの「If you want the rainbow, you gotta put up with the rain.」（虹を見たければ、雨を我慢しなくてはね）という名言からきているようですよ。

ユニマットグループはコーヒーやゴルフ、インテリア、飲食などなどとても幅広い事業を展開していますが、その共通のキーワードは「ゆとりとやすらぎ」。ユニマットは全てのお客様のゆとりとやすらぎを提供する企業であることを目指しています。

高橋洋二氏といえば、美術品への投資も有名です。ミレーやドガ、ルノワールといった有名な芸術家たちの作品を「ユニマットコレクション」として長年にわたり収集しています。

2017年から2018年頃には「ラリック・エレガンス　宝飾とガラスのモダニティ－ユニマットコレクション－」、2019年から2020年頃には「ユニマットコレクション　フランス近代絵画と珠玉のラリック展　―やすらぎの美を求めて―」といった展覧会を開催しています。

ユニマットコレクションから選りすぐりの作品を集めた展覧会が全国各地で開催された事を覚えている方もいるかもしれません。

ユニマットグループは複数の企業から成り立っており、公式サイトにて「主要グループ会社」として一覧になっている企業だけでも18社あります。ここでは、その主要グループ会社の中から4社ほどピックアップして紹介します。

ユニマットライフはオフィスコーヒーサービスと環境美化用品を主軸としている企業です。オフィスコーヒーサービス業界としてはシェア率ナンバーワンなので、自分の会社でも見た事があるという会社員の方も少なくないでしょう。

ユニマットライフではコーヒー以外にもオフィス用品の総合レンタル事業や、オフィスや店舗、個人宅地のリノベーション事業、ホテルや温泉施設へリネン等を提供するリネンサプライ事業など、「過ごしやすさ」をキーワードに事業を拡大しています。

ユニマットプレシャスはゴルフ場およびそれに関する諸施設の運営や、ゴルフ会員権の販売・仲介からマリーナやホテルに関する事業までを手掛けている企業です。

2019年からは群馬サファリ・ワールド株式会社（群馬県富岡市）の株式を取得し、「群馬サファリパーク」の事業を開始しました。群馬サファリパークは100種、1000頭羽の動物たちが放し飼いにされた、まさに「野生の王国」。格好良い大型動物、可愛い小型動物どちらの魅力も楽しめる施設となっています。

ユニマットリケンは1969年に創業され、50年以上も続く老舗企業です。「健康・美容」をコンセプトにサプリメントや化粧品などの商品を取り扱い、いつまでも美しく元気でありたいというニーズに応えることでグループ全体の企業理念である「ゆとりとやすらぎをお届けする」という想いを届けてきました。

「こどもシリーズ」や「おやつにZOOシリーズ」など、栄養バランスを考えるママをサポートする目的で開発されたこども向けの商品も豊富に取り扱っています。

関東を中心に約10店舗のレストランを展開するユニマットダイニング。イタリアン「IL PINOLO」や鉄板焼「青山牛彩」、焼肉「青山外苑」、天ぷら「天翔」、カフェ「347 CAFE & LOUNGE」といった、非日常感を感じられるお洒落な外観のレストランが並びます。

また、同社が神奈川県で2店舗展開しているパティスリー「ベルグの４月」ではケーキやマカロンなどの洋菓子を中心に可愛らしいスイーツを販売しています。

ユニマットの企業概要や代表の高橋洋二氏について、それからグループ企業が行っている事業などについて紹介しました。

多彩な事業展開を行っているユニマットグループですが、その根底にはユニマット全体の企業理念である「ゆとりとやすらぎ」というキーワードを芯にサービスを提供しているということがわかります。

ユニマットは既に様々な事業を展開している大企業ですが、これからも人々の「ゆとりとやすらぎ」を突き詰めて行くのだろうと思います。高橋洋二氏が考えている今後の事業展開が楽しみですね。